【表紙】
【提出書類】
有価証券報告書
【根拠条文】
金融商品取引法第24条第1項
【提出先】
関東財務局長
【提出日】
平成21年6月26日
【事業年度】
第73期( 自
平成20年4月1日
至
平成21年3月31日)
【会社名】
ロート製薬株式会社
【英訳名】
RO
H
TO
PH
ARM
ACEU
TI CAL
CO
. , LTD
.
【代表者の役職氏名】
代表取締役社長
吉
野
俊
昭
【本店の所在の場所】
大阪市生野区巽西1丁目8番1号
【電話番号】
大阪
( 06) 6758−1231( 代表)
【事務連絡者氏名】
経理財務部長
石
﨑
守
紀
【最寄りの連絡場所】
大阪市生野区巽西1丁目8番1号
【電話番号】
大阪
( 06) 6758−1231( 代表)
【事務連絡者氏名】
経理財務部長
石
﨑
守
紀
【縦覧に供する場所】
ロート製薬株式会社
東京支社
( 東京都港区海岸1丁目2番20号 汐留ビルディング20階)
ロート製薬株式会社
名古屋支店
( 名古屋市西区牛島町2番5号 TO
M
I TA・BLD
. 10階
)株式会社東京証券取引所
( 東京都中央区日本橋兜町2番1号)
株式会社大阪証券取引所
( 大阪市中央区北浜1丁目8番16号)
第一部 【企業情報】
第1 【企業の概況】
1 【主要な経営指標等の推移】
( 1) 連結経営指標等
回次 第69期 第70期 第71期 第72期 第73期
決算年月 平成17年3月 平成18年3月 平成19年3月 平成20年3月 平成21年3月 売上高 ( 百万円) 73, 331 85, 854 95, 619 108, 131 110, 611 経常利益 ( 百万円) 8, 294 9, 766 10, 301 12, 338 11, 349 当期純利益 ( 百万円) 5, 475 6, 523 6, 617 7, 525 6, 139 純資産額 ( 百万円) 48, 094 62, 720 69, 955 69, 417 67, 117 総資産額 ( 百万円) 97, 353 112, 825 125, 320 120, 183 112, 086 1株当たり純資産額 ( 円) 898. 17 547. 97 605. 07 598. 87 565. 23 1株当たり当期純利益 ( 円) 101. 79 58. 62 57. 62 65. 10 52. 42 潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
( 円) 92. 96 55. 11 56. 22 63. 95 52. 07 自己資本比率 ( %) 49. 4 55. 6 55. 7 57. 7 59. 3 自己資本利益率 ( %) 11. 9 11. 8 10. 0 10. 8 9. 0 株価収益率 ( 倍) 12. 8 22. 0 23. 4 19. 2 17. 0 営業活動による
キャッシュ・フロー
( 百万円) 6, 716 7, 646 9, 358 12, 610 7, 364 投資活動による
キャッシュ・フロー
( 百万円) △11, 468 △ 9, 261 △ 7, 526 △3, 981 △8, 996 財務活動による
キャッシュ・フロー
( 百万円) 5, 915 △506 △ 1, 504 △5, 660 △1, 373 現金及び現金同等物の
期末残高
( 百万円) 8, 416 6, 657 7, 108 9, 709 6, 051 従業員数
〔ほか、平均臨時 雇用者数〕
( 名) 2, 103 2, 265
3, 017 〔846〕
3, 964 〔500〕
4, 617 〔513〕 ( 注) 1 売上高には、消費税等は含まれておりません。
2 当社は、平成18年3月期に平成17年11月18日付で普通株式1株につき2株の割合をもって株式分割しておりま す。
3 純資産額の算定にあたり、平成19年3月期から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会 計基準委員会 平成17年12月9日 企業会計基準第5号)及び「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計 基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 平成17年12月9日 企業会計基準適用指針第8号)を適用してお ります。
( 2) 提出会社の経営指標等
回次 第69期 第70期 第71期 第72期 第73期
決算年月 平成17年3月 平成18年3月 平成19年3月 平成20年3月 平成21年3月 売上高 ( 百万円) 52, 767 58, 608 62, 723 67, 426 70, 946 経常利益 ( 百万円) 5, 471 7, 059 7, 541 9, 100 10, 392 当期純利益 ( 百万円) 3, 525 4, 461 4, 664 5, 490 5, 379 資本金 ( 百万円) 3, 288 5, 409 5, 743 5, 860 6, 398 発行済株式総数 ( 株) 53, 725, 034 114, 595, 243 115, 712, 240 116, 107, 795 117, 907, 528 純資産額 ( 百万円) 47, 735 58, 844 63, 458 62, 594 67, 246 総資産額 ( 百万円) 81, 971 90, 470 95, 202 91, 586 92, 157 1株当たり純資産額 ( 円) 891. 55 514. 14 549. 60 540. 37 566. 73 1株当たり配当額
( 内1株当たり 中間配当額)
( 円) ( 円)
17. 50 ( 7. 50)
15. 00 ( 10. 00)
11. 00 ( 5. 00)
12. 00 ( 6. 00)
13. 00 ( 6. 00) 1株当たり当期純利益 ( 円) 65. 40 40. 02 40. 61 47. 50 45. 93 潜在株式調整後
1株当たり当期純利益
( 円) 59. 73 37. 62 39. 63 46. 66 45. 63 自己資本比率 ( %) 58. 2 65. 0 66. 7 68. 3 72. 3
自己資本利益率 ( %) 7. 6 8. 4 7. 6 8. 7 8. 3
株価収益率 ( 倍) 19. 9 32. 2 33. 2 26. 3 19. 4 配当性向 ( %) 26. 8 25. 0 27. 1 25. 3 28. 3 従業員数
〔ほか、平均臨時 雇用者数〕
( 名) 906 956
1, 015 〔16〕
1, 111 〔14〕
1, 229 〔20〕 ( 注) 1 売上高には、消費税等は含まれておりません。
2 平成18年3月期に平成17年11月18日付で普通株式1株につき2株の割合をもって株式分割しておりますが、1 株当たり中間配当額は分割前の株式に対するものであります。また、配当性向は、当期首に当該株式分割が行 われたと仮定して算出しております。
3 純資産額の算定にあたり、平成19年3月期から「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会 計基準委員会 平成17年12月9日 企業会計基準第5号)及び「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計 基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 平成17年12月9日 企業会計基準適用指針第8号)を適用してお ります。
2 【沿革】
明治32年2月
大阪市南区( 現中央区) で信天堂山田安民薬房を創業、
医薬品の製造販売を開始。
昭和24年9月
ロート製薬株式会社を設立、
信天堂山田安民薬房の営業権その他一切を継承。
昭和31年10月
布施市( 現東大阪市) に布施工場を新設し、
旧事業場を廃止統合。
昭和34年11月
大阪市生野区( 現在地) に本社・研究所・工場の総合事業場を開設し、
旧事業場を廃
止統合。
昭和36年10月
大阪証券取引所市場第二部に上場。
昭和37年10月
東京証券取引所市場第二部に上場。
昭和39年8月
東京証券取引所・大阪証券取引所の市場第一部に指定。
昭和49年11月
株式会社日本ジョセフィン社( 現・株式会社アンズコーポレーション、
持分法適用
会社) に資本参加。
昭和50年8月
メンソレータム社より日本国内の商標専用使用権を取得。
昭和60年2月
東京都千代田区に東京営業所を開設。
昭和60年4月
「医薬品の安全性試験の実施に関する基準」に基づき研究棟を増設。
昭和61年7月
名古屋市名東区に名古屋営業所を開設。
昭和63年7月
メンソレータム社( 現・連結子会社) を買収し、
経営権を取得。
平成3年4月
福岡市博多区に福岡営業所を開設。
平成7年4月
東京・名古屋・福岡の各営業所をそれぞれ東京支店・名古屋支店・福岡支店に改
称。
平成8年9月
ロート・インドネシア社( 現・連結子会社) をインドネシアに設立。
平成8年12月
東京都港区に自社ビルを取得、
東京支店を東京支社に改称。
平成9年8月
ロート・メンソレータム・ベトナム社( 現・連結子会社) をベトナムに設立。
平成10年3月
ロートUSA( メンソレータム社等の持株会社、
現・連結子会社) を米国に設立。
平成10年5月
三重県上野市( 現伊賀市) に上野テクノセンター( 中央物流センター・研究所・工場
を含む総合事業所) を開設し、
中央物流センターの操業を開始。
平成10年7月
ロート・メンソレータム・ベトナム社のベトナム工場が完成、
点眼剤等の生産開
始。
平成10年7月
メンソレータム社がオーチャードパーク市( 米国ニューヨーク州) に本社・工場を
建設、
移転。
平成10年8月
上野テクノセンター内に製剤技術研究所を新設。
平成10年12月
上野テクノセンター内に上野工場を新設。
平成11年9月
上野工場で点眼剤の生産開始。
平成14年6月
本社内に新事務棟( 中央棟) を新設。
平成15年1月
エムジーファーマ株式会社( 現・連結子会社) を買収し、
経営権を取得。
平成15年4月
上野テクノセンター内に第2工場棟を新設、
スキンケア関連の生産開始。
平成16年12月
平成17年7月
平成18年5月
メンソレータム社がグラクソスミスクライングループから、
ニキビ治療薬『OXY
( オキシー) 』事業の営業権を取得。
森下仁丹株式会社との共同出資による販売会社、
株式会社メディケアシステムズ
(現・連結子会社)を設立。
京都府相楽郡木津町(現木津川市、
関西文化学術研究都市)に新研究所ロートリ
サーチビレッジ京都を開設。
3 【事業の内容】
当社グループは、
当社、
子会社22社及び関連会社5社で構成され、
アイケア関連、
スキンケア関連、
内服関
連、
その他( 体外検査薬、
花粉関連品、
義歯関連品、
衛生雑貨等) の製造販売を主な事業内容としております。
当社グループの各事業に係わる位置付け及び事業の種類別セグメントとの関連は、
次のとおりでありま
す。
( アイケア関連)
目薬、
洗眼薬、
コンタクトレンズ関連品( コンタクトレンズ、
コンタクトレンズ用ケア剤) 等を製造、
販売
しております。
[主な関係会社]
( 製造・販売)
メンソレータム社・中国、
ロート・メンソレータム・ベトナム社
( 販売)
メンソレータム社、
メンソレータム社・イギリス、
メンソレータム社・アジアパシフィック、
メンソ
レータム社・台湾
( スキンケア関連)
メンソレータム、
保湿鎮痒剤、
リップクリーム、
ハンドクリーム、
にきび用剤、
日焼け止め、
機能性化粧品
等を製造、
販売しております。
[主な関係会社]
( 製造・販売)
メンソレータム社、
メンソレータム社・イギリス、
メンソレータム社・中国、
ロート・メンソレータ
ム・ベトナム社、
目黒化工㈱、
㈱アンズコーポレーション
( 販売)
メンソレータム社・アジアパシフィック、
メンソレータム社・台湾
( 内服関連)
胃腸薬、
胃腸内服液、
総合感冒薬、
漢方薬、
サプリメント等を製造、
販売しております。
[主な関係会社]
( 製造・販売)
メンソレータム社、
エムジーファーマ㈱、
目黒化工㈱
( 販売)
メンソレータム社・イギリス、
メンソレータム社・アジアパシフィック、
ロート・メンソレータム
・ベトナム社、
㈱メディケアシステムズ、
㈱アンズコーポレーション
( その他)
体外検査薬( 妊娠検査薬、
排卵日検査薬など) 、
花粉関連品、
義歯関連品( 義歯洗浄剤、
洗浄用容器など) 、
衛生雑貨( かぜ・花粉用マスクなど) 等を製造、
販売しております。
[主な関係会社]
( 製造・販売)
メンソレータム社、
メンソレータム社・イギリス、
メンソレータム社・中国、
目黒化工㈱
( 販売)
メンソレータム社・アジアパシフィック、
メンソレータム社・台湾、
㈱メディケアシステムズ、
㈱ア
ンズコーポレーション
事業の系統図は次のとおりであります。
4 【関係会社の状況】
名称 住所
資本金又は 出資金 ( 百万円)
主要な事業 の内容
議決権の 所有割合
( %)
関係内容
( 連結子会社) 千米ドル
ロートUSA ( 注) 2
米国
ニューヨーク州
84, 100 その他 ( 投資管理)
100. 0
メンソレータム社等に対する投資 管理
役員の兼任1名
メンソレータム社 ( 注) 2
米国
ニューヨーク州
千米ドル
62, 000
アイケア関連 スキンケア関連 内服関連 その他
100. 0 ( 100. 0)
当社製品の販売
当社が借入金に対して債務保証 当社が商標権使用料を支払 役員の兼任2名
メンソレータム社・ イギリス
英国
スコットランド
千英ポンド
1, 900
アイケア関連 スキンケア関連 内服関連 その他
100. 0 ( 100. 0)
当社及びメンソレータム社製品等 の販売
役員の兼任1名
メンソレータム社・ アジアパシフィック
中国 香港
千香港ドル
23, 320
アイケア関連 スキンケア関連 内服関連 その他
100. 0 ( 100. 0)
当社及びメンソレータム社、メン
ソレータム社・中国の製品等の販売 役員の兼任1名
メンソレータム社・中国 ( 注) 2
中国 広東省
千元
153, 800
アイケア関連 スキンケア関連 その他
100. 0 ( 100. 0)
メンソレータム社・アジアパシフ ィックを通じて海外へ製品の販売 当社へ製品の販売
役員の兼任1名
メンソレータム社・台湾 台湾 台北市
千台湾元
12, 000
アイケア関連 スキンケア関連 その他
100. 0 ( 100. 0)
当社製品の販売
ロート・メンソレータム・ ベトナム社
( 注) 2
ベトナム ビンズオン省
百万ベトナムドン
140, 500
アイケア関連 スキンケア関連 内服関連 その他
100. 0
当社が原材料を販売 当社へ製品等の販売 役員の兼任2名
㈱メディケアシステムズ ( 注) 2
大阪市生野区
90 内服関連 その他
90. 0
当社及びエムジーファーマ㈱製品 等の販売
役員の兼任2名
目黒化工㈱ 東京都目黒区
40
スキンケア関連 内服関連 その他
100. 0
当社製品の受託製造
当社が借入金に対して債務保証 役員の兼任2名
その他11社
( 持分法適用関連会社)
㈱アンズコーポレーション 大阪市中央区 90
スキンケア関連 内服関連 その他
39. 0
当社へ製品の販売 役員の兼任2名
( 注) 1 主要な事業の内容欄には、事業の種類別セグメントの名称を記載しております。 2 特定子会社であります。
3 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。 4 議決権の所有割合の( 内書) は、間接所有割合であります。
5 【従業員の状況】
( 1) 連結会社の状況
平成21年3月31日現在
事業の種類別セグメントの名称 従業員数( 名)
アイケア関連
1, 146 ( 60) スキンケア関連
2, 366 ( 99) 内服関連
334 ( 106) その他
679 ( 248)
全社( 共通) 92
合計
4, 617 ( 513)
( 注)1 従業員数は就業人員であり、パートタイマーを含む臨時従業員数は、( ) 内に年間の平均雇用人員を外 数で記載しております。
2 全社(共通)として記載されている従業員数は、当社の総務部門等管理部門に所属しているものであり ます。
3 従業員数が前連結会計年度末に比べ653名増加しておりますが、これは主としてアジアにおける業容拡大 及び中国での雇用形態変更の影響によるものであります。
( 2) 提出会社の状況
平成21年3月31日現在 従業員数( 名) 平均年齢( 歳) 平均勤続年数( 年) 平均年間給与( 千円)
1, 229 ( 20)
36. 4 9. 2 6, 808
( 注) 1 従業員数は就業人員であり、職域特定社員、契約社員及び嘱員( 496名) を含めて表示しております。 2 パートタイマーを含む臨時従業員数は、( ) 内に年間の平均雇用人員を外数で記載しております。 3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
( 3) 労働組合の状況
提出会社の労働組合には、
昭和24年に企業内単一組合として結成されたロート製薬労働組合( 平成21年
3月末現在
組合員数789名) があります。
会社と組合との間には、
特記すべき事項もなく円滑な労使関係を維持しております。
第2 【事業の状況】
1 【業績等の概要】
( 1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、
年度当初は原油をはじめとする原材料価格の高騰から物価が
上昇し、
後半は米国に端を発した金融危機が実態経済に波及するなど深刻な景気後退局面となりました。
海外では、
拡大基調であったアジア経済にも減速感が出てきており、
欧米でも金融危機や実態経済の悪化
により不透明感が一層増してきております。
ヘルスケア関連業界におきましても、
業種・業態を越えた競
争の激化など厳しい経営環境が続いております。
このような状況のもと、
当社グループは顧客志向の新製品開発やマーケティング活動により新規分野
への展開を図るとともに、
既存分野においても高付加価値の製品を開発し市場の活性化に努めました。
売上高は、
国内につきましては、
「ロートV11」などの新製品や花粉関連品が好調に推移したことに
加え、
「肌研(ハダラボ)」シリーズや「50の恵」シリーズなどビューティ関連も順調でありました。
また、
メタボリック症候群の予防などに関心が高まる中「ロート防風通聖散錠」を中心に和漢箋シリー
ズが好調で増収に寄与いたしました。
海外におきましては、
円高進行による為替換算の影響を大きく受
け、
アジアは増収を確保したものの、
北米、
ヨーロッパは減収となりました。
その結果、
売上高は1, 106億1
千1百万円(前期比2. 3%増)と16期連続増収を達成することができました。
利益面につきましては、
当連結会計年度より新たな日本の会計ルールとして、
在外子会社の会計処理の
統一が求められることとなり、
それに伴い在外子会社の持つのれん等の償却を15億5千7百万円実施した
ことに加え、
投資有価証券評価損を17億4千8百万円計上したことが影響しました。
その結果、
営業利益116
億3千8百万円(同10. 7%減)、
経常利益113億4千9百万円(同8. 0%減)、
当期純利益61億3千9百万円(同
18. 4%減)となりました。
①事業の種類別セグメントの業績を示すと、
次のとおりであります。
( アイケア関連)
主力の目薬・洗眼薬は、
有効成分を日本国内最多の11種配合した「ロートV11」やドライアイ対策
「ロートドライエイドEX」など新製品に加え、
ユニークなCMで話題となった中高年向けの目薬など
が堅調に推移いたしました。
さらに、
花粉関連品の「アルガード」ブランドは「金と銀のアルガード」の
発売もあり好調でありました。
一方、
コンタクトレンズ関連品は、
競争が激化していることやハードコン
タクトレンズ用ケア剤が苦戦したことにより、
若干の減収となりました。
海外におきましては、
円高の影響に加え、
中国における在庫調整の影響もあり減収となりました。
アイケ
ア関連トータルでは、
売上高は256億3千万円(前期比7. 0%減)、
営業利益は74億5千7百万円(同25. 2%
減)となりました。
( スキンケア関連)
国内においては、
暖冬傾向が続く天候要因によりリップクリーム、
ハンドクリームなどの保湿系商品が
伸び悩んだものの、
ビューティ関連の「肌研(ハダラボ)」シリーズや「50の恵」シリーズ、
男性用化
粧品「オキシー」シリーズなどが順調なことに加え、
新ブランドの「ママはぐ」や膣カンジダ治療薬の
「メンソレータムフレディCC膣錠」など新製品が増収に寄与いたしました。
海外におきましては、
景況感が悪化する中、
円高の影響もあり伸び悩んでおりますが、
中国での「肌研
(ハダラボ)」シリーズや男性用化粧品「オキシー」の新発売もあり、
アジアでは順調に推移しており
ます。
その結果、
スキンケア関連トータルでは、
売上高は631億1千3百万円(同8. 6%増)、
営業利益は59億
8千8百万円(同18. 0%増)となりました。
( 内服関連)
現 代 人 が 悩 む 症 状 に 分 か り や す く 提 示 し 応 え る 漢 方 薬 シ リ ー ズ 「 和 漢 箋 」 は 、
「 ロ ー ト 防 風 通 聖 散
錠 」 ( 脂 肪 を 分 解 ・ 燃 焼 し て 、
お な か 周 り の 溜 ま っ た 脂 肪 を 落 と す ) を リ ー ド 役 に 「 ロ ー ト 当 帰 飲 子
錠」(がまんできない、
ガサガサな乾燥肌のかゆみに効く)、
「ロート小青竜湯錠」(アレルギー反応な
どに働き、
グズグズ鼻水、
鼻炎に効く)、
「ロート加味帰脾湯錠」(ストレスで蓄積した精神疲労などに
よる、
憂うつや不安感を改善する)など厳選した計8処方のラインナップを揃え、
約40億円の売上を達成
いたしました。
さらに、
ストレスなどで起こる胃痛・胸やけに効く胃腸薬「パンシロンキュア」も増収に
寄与いたしました。
また、
目黒化工㈱の受託事業も堅調に推移しており、
内服関連トータルでは、
売上高は164億2千9百万円
(同6. 4%増)、
営業利益は6億7千9百万円(同127. 7%増)となりました。
( その他)
花粉関連品が順調であったものの、
インフルエンザ検査キット「キャピリア」の取り扱いを中止した
影響が大きいことに加え、
競合激化の妊娠検査薬及び排卵日検査薬の「ドゥーテスト」ブランドが伸び
悩んだこともあり、
その他分野トータルでは売上高は54億3千7百万円(同22. 3%減)、
営業利益は1億8千
1百万円(同7. 1%減)となりました。
②所在地別セグメントの業績を示すと、
次のとおりであります。
( 日本)
暖 冬 傾 向 が 続 い た こ と も あ り 、
リ ッ プ ク リ ー ム な ど 保 湿 系 商 品 は 伸 び 悩 ん だ も の の 「 肌 研 ( ハ ダ ラ
ボ)」や「50の恵」シリーズなどビューティ関連は順調でありました。
また、
アイケア関連も「ロート
V11」などの新製品や花粉関連品が好調に推移いたしました。
また、
メタボリック症候群の予防などに
関心が高まる中「ロート防風通聖散錠」を中心に和漢箋シリーズも好調で増収に寄与し、
外部顧客への
売上高は789億3千6百万円(前期比6. 1%増)となりました。
収益面につきましては、
売上高が好調に推移
し た こ と に 加 え 、
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 の 効 率 的 活 用 に 努 め ま し た 結 果 、
営 業 利 益 は 102億 9千 2百 万 円
(同10. 8%増)となりました。
( 北米)
リップクリームなど堅調に推移した商品はあったものの、
大幅な円高による影響に加え、
世界的な景気
悪化による消費低迷もあり、
外部顧客への売上高は80億5千5百万円(同14. 2%減)となりました。
収益面
につきましては、
当連結会計年度より新たな日本の会計ルールとして、
在外子会社の会計処理の統一が求
められることに伴い、
在外子会社の持つのれん等の償却を15億5千7百万円実施したことにより大幅な減
益となりました。
結果、
営業損失は10億1千5百万円(前連結会計年度の営業利益は4億4千1百万円)とな
りました。
( ヨーロッパ)
北米同様大幅な円高による影響に加え、
世界的な景気悪化によって東欧・ロシア向けの売上が伸び悩
み、
外部顧客への売上高は45億3千6百万円(同18. 5%減)となりました。
収益面につきましては、
売上が
低迷したこともあり、
営業利益は3億8千3百万円(同40. 4%減)となりました。
( アジア)
中国におきましては、
目薬が在庫調整の影響により減収となったものの、
リップクリームなど既存のス
キンケア関連品が好調に推移したことに加え、
新発売の「肌研(ハダラボ)」や「オキシー」ブランド
が売上に寄与したことにより、
外部顧客への売上高は179億3千4百万円(同3. 2%増)となりました。
収益
面につきましては、
在庫調整の影響に加え、
新ブランド立ち上げのために販促費が増加したことにより、
営業利益は19億7千5百万円(同17. 8%減)となりました。
( その他)
大幅な円高による影響に加え、
世界的な景気悪化による消費低迷もあり、
外部顧客への売上高は11億4
千8百万円(同16. 1%減)となりました。
収益面につきましては、
売上が低迷したこともあり、
営業利益は
1億円(同26. 3%減)となりました。
( 注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
( 2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。
)は、
税金等調整前当期純利益が
減少したことや有形固定資産の取得による支出が増加したこと等により前連結会計年度末に比べ36億5
千7百万円減少し、
60億5千1百万円となりました。
( 営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は、
73億6千4百万円と前連結会計年度に比べ52
億4千5百万円減少しました。
これは、
税金等調整前当期純利益が92億4千4百万円(前期比25. 3%減)と減
少したことやたな卸資産の増加額が29億9千4百万円(同213. 3%増)と大幅に増加したこと等によるも
のであります。
( 投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は、
89億9千6百万円と前連結会計年度に比べ50
億1千5百万円増加しました。
これは、
有形固定資産の取得による支出が59億9千6百万円(前期比69. 4%
増)と増加したことや投資有価証券の売却による収入が1千9百万円(同98. 7%減)と大幅に減少したこ
と等によるものであります。
( 財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は、
13億7千3百万円と前連結会計年度に比べ42
億8千6百万円減少しました。
これは前連結会計年度に42億5千7百万円ありました短期借入金の純減少額
2 【生産、
受注及び販売の状況】
( 1) 生産実績
当連結会計年度における生産実績を事業の種類別セグメントごとに示すと、
次のとおりであります。
事業の種類別セグメントの名称 生産高( 百万円) 前期比( %)
アイケア関連 33, 302 +2. 0
スキンケア関連 69, 011 +28. 1
内服関連 12, 314 +32. 6
その他 2, 669 △14. 9
合計 117, 297 +18. 5
( 注) 1 金額は、販売価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
( 2) 仕入実績
当連結会計年度における仕入実績を事業の種類別セグメントごとに示すと、
次のとおりであります。
事業の種類別セグメントの名称 仕入高( 百万円) 前期比( %)
アイケア関連 1, 087 △16. 5
スキンケア関連 8, 643 +19. 2
内服関連 2, 729 △ 2. 1
その他 1, 455 △51. 7
合計 13, 916 △ 3. 0
( 注) 1 金額は、仕入価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
( 3) 受注状況
一部の子会社では受注生産を行っておりますが、
大部分は見込生産でありますので記載しておりませ
ん。
( 4) 販売実績
当連結会計年度における販売実績を事業の種類別セグメントごとに示すと、
次のとおりであります。
事業の種類別セグメントの名称 販売高( 百万円) 前期比( %)
アイケア関連 25, 630 △ 7. 0
スキンケア関連 63, 113 +8. 6
内服関連 16, 429 +6. 4
その他 5, 437 △22. 3
合計 110, 611 +2. 3
( 注) 1 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先
前連結会計年度 当連結会計年度
販売高( 百万円) 割合( %) 販売高( 百万円) 割合( %)
㈱大木 21, 399 19. 8 24, 550 22. 2
㈱パルタックKS 6, 875 6. 4 14, 076 12. 7 2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 ㈱パルタックKSは、平成21年4月1日に㈱Pal t ac へ社名を変更しております。
3 【対処すべき課題】
( 1) 当面の対処すべき課題の内容
ヘルスケア市場は、
高齢化社会の本格化や人々の健康志向の高まりによってますます重要度を増して
きていることに加え、
薬事法改正に伴う販売制度改正等による規制緩和の流れで新たなビジネスチャン
スも見込まれております。
反面、
業種業態を越えた企業の新規参入など競争環境は一層の激化が懸念され
るところであります。
このような状況のもと、
当社は医薬品の枠に留まることなく消費者がつねに望んでいる「何か・新し
いもの」を追い求め、
広くヘルス&ビューティ分野において、
新たなニーズに対応した高付加価値製品の
開発や新ブランドの育成に努め、
その分野でトップあるいは主要なブランドを築くことを目指しており
ます。
そのためにも新製品の開発に加え、
国内外において新たなブランドの取得やビジネスパートナーと
の提携を推進することで、
より一層の業容拡大を図ってまいります。
当社は、
このような環境の大きな変化の中にあって、
開発と技術力の優位性こそが消費者の皆様のご支
持をいただき市場競争力を高めるキーファクターと考えております。
そのために、
研究所「ロートリサー
チビレッジ京都」を拠点に、
ヘルスケア分野の技術基盤強化をはじめ、
抗老化や予防領域への取組み、
ベ
ンチャー企業とのコラボレーション、
国内外研究者との共同研究の推進を図るなど、
ヘルス&ビューティ
分野における総合的な研究体制の構築を積極的に推進しているところであります。
海外におきましては、
成長市場である中国・ベトナム等のアジア地域での事業拡大を最重点課題とし
て取組むとともに、
北米やヨーロッパにおいても事業拡大に向けて積極的に展開してまいります。
今後とも、
医薬品メーカーとして安全で高品質な製品を提供することはもちろんのこと、
お客様に信頼
され多様なニーズに応えられる新しい分野を開拓し、
さらなる事業の拡大と業績向上へ向けて鋭意努力
をかさねてまいります。
( 2) 株式会社の支配に関する基本的方針
① 基本方針
当社は、
会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方としては、
当社の経営理念、
企業価
値のさまざまな源泉、
当社を支えるステークホルダーとの信頼関係を十分に理解し、
当社の企業価値ひ
いては株主共同の利益を中長期的に確保、
向上させる者でなければならないと考えております。
そし
て、
最終的には株主様の意思によるべきものと考え、
IR活動等を通じて事業内容の適時開示に努めて
おります。
また、
当社は、
永年蓄積した製品開発技術・企画力・製品生産技術や営業ノウハウを活用することに
よって顧客満足度をより高めることを経営の基本施策として、
長期的視野に立った経営を行い、
現在の
安定した強固な財務基盤を形成し、
高収益、
高配当を実現しております。
当社は経営の効率性や収益性を高める観点から、
専門性の高い業務知識や営業ノウハウを兼ね備えた
者が取締役に就任して、
当社の財務及び事業方針の決定につき重要な職務を担当することが、
会社の企
業価値ひいては株主共同の利益に資するものと考えております。
従いまして、
法令及び定款によって許
容される限度において当社グループの企業価値又は株主共同の利益確保・向上のための相当な措置を
講じることを、
当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針としており
ます。
② 基本方針実現のための取り組み
[ 1] 基本方針の実現に資する取り組み
当社のコーポレートスローガン「よろこビックリ誓約会社」が示しているとおり、
ますます多様
化する健康と美へのご要望に対して、
「お客様の『期待値を超えた満足 ( =感動) 』」を提供し続け
る た め に 、
新 た な 価 値 の あ る 製 品 を お 届 け で き る よ う 製 品 の 開 発 、
製 造 に 努 め る と 同 時 に 、
商 品 や
サービスに「喜びに満ちた驚き」をこめて、
さらに一歩一歩お客様に近づいてまいります。
また、
効
果的なマーケティング活動を行うことで、
安全・安心のブランドとしてお客様から高いご支持をい
ただく、
市場競争力のある製品群を多くの分野で展開しております。
当社は、
アイケア事業、
スキンケ
ア事業、
内服事業、
その他周辺事業並びに海外事業、
新規事業など、
当社及び当社グループの事業構成
とその方向性を明確にし、
選択と集中による経営資源の配分見直しを継続的に進め、
これら各事業を
将来にわたって拡大・発展させる各種布石を着実に打つことにより、
今後の収益基盤の一層の安定
と確立に努めております。
今後も引き続き資本効率を高める積極的な事業投資、
設備投資を行い、
企
業価値の向上、
ひいては株主共同の利益の最大化に取り組んでまいります。
また、
当社は、
社会的責任への取り組み強化も積極的に推進しております。
法令遵守や企業倫理の一
層の浸透に努めるとともに、
社会的責任に対する真摯な姿勢・誠実な対応がお客様から信頼され、
愛
される会社であるための要件であることを自覚し、
ヘルスケアメーカーとして常に安全・安心の製
品をお客様へお届けする品質保証体制の強化に努めております。
併せて、
国民の健やかなエンジョイ
ライフを支援するために、
スポーツや各種文化活動・イベントの協賛等にも積極的に取り組んでお
ります。
現在当社では、
より高いレベルでの企業の社会的責任を果たすため、
CSR委員会(CSR
=「企業の社会的責任」)を設けるとともに、
広報・CSR室を設置し、
一層細やかな対応を目指し
て取り組んでいるところであります。
さらには、
環境マネジメントの推進、
コンプライアンス体制の
確立、
リスクマネジメント等の充実にも鋭意深耕しているところです。
コーポレートガバナンスにつきましては、
平成14年5月より執行役員制度を導入し意思決定のス
ピードアップと活力ある組織運営に努めてまいりました。
また刻々と変化する経営環境に迅速かつ
緊張感をもって対応するため取締役の任期を1年としております。
[ 2] 基本方針に照らして不適切な者が支配を獲得することを防止するための取り組み
当社は、
平成19年5月15日開催の当社取締役会において「当社株式の大量取得行為に関する対応
策」( 以下「本プラン」といいます。
) の導入を決議し、
平成19年6月26日開催の当社第71回定時株
主総会において、
本プランを導入することの承認を得ております。
本プランは、
当社株式の大量買付が行われた際、
それに応じるべきか否かを株主の皆様が判断する
ために必要な情報や時間を確保したり、
株主の皆様のために交渉を行うこと等を可能とし、
また、
上
記基本方針に反し、
当社の企業価値・株主共同の利益を毀損する買付等を阻止することにより、
当社
の企業価値・株主共同の利益を確保・向上させることを目的としております。
本プランは、
( i ) 当社が発行者である株券等について、
保有者の株券等保有割合が20%以上となる
買付、
又は( ⅱ) 当社が発行者である株券等について、
公開買付に係る株券等所有割合及びその特別
関係者の株券等所有割合の合計が20%以上となる公開買付 ( 以下「買付等」と総称します。
) を対
象とします。
当社の株券等について買付等が行われる場合、
当該買付等に係る買付者等には、
買付内容等の検討
に必要な情報及び本プランを遵守する旨の誓約文言等を記載した書面の提出を求めます。
その後、
買
付者等から提出された情報や当社取締役会からの意見や根拠資料、
これに対する代替案 ( もしあれ
ば) が、
当社経営陣から独立した者のみから構成される独立委員会に提供され、
その評価、
検討を経
るものとします。
独立委員会は、
外部専門家等の助言を独自に得たうえ、
買付内容の評価・検討、
当社取締役会の提示
した代替案の検討、
買付者等との交渉、
株主に対する情報開示等を行います。
独立委員会は、
買付者等が本プランに規定する手続きを遵守しなかった場合、
又は当該買付等の内
容の検討、
買付者等との協議の結果、
当該買付等が当社の企業価値ひいては株主共同の利益に対する
明白な侵害をもたらすおそれのある買付等である場合など、
本プランに定める要件に該当する買付
等であると認めた場合には、
独立委員会規則に従い、
当社取締役会に対して、
新株予約権の無償割当
てを実施することを勧告します。
この新株予約権には、
買付者等による権利行使が認められないとい
う行使条件及び当社が買付者等以外の者から当社株式その他の財産と引換えに新株予約権を取得す
ることができる旨の取得条項が付されております。
当社取締役会は、
独立委員会の上記勧告を最大限
尊重して新株予約権無償割当ての実施、
又は不実施等の決議を行うものとします。
当社取締役会は、
上記決議を行った場合、
速やかに、
当該決議の概要その他当社取締役会が適切と判断する事項につい
て、
情報開示を行います。
本プランの有効期間は原則として3年間としておりますが、
有効期間の満了前であっても、
当社取
締役会により本プランを廃止する旨の決議が行われた場合には、
本プランはその時点で廃止される
ことになります。
本プラン導入後であっても、
新株予約権無償割当てが実施されていない場合、
株主の皆様に直接具
体的な影響が生じることはありません。
他方、
本プランが発動され、
新株予約権無償割当てが実施された場合、
株主の皆様が新株予約権行使
の手続きを行わないとその保有する株式が希釈化される場合があります。
(但し、
当社が当社株式を
対価として新株予約権の取得を行った場合、
株式の希釈化は生じません。
)
③ 具体的取り組みに対する当社取締役会の判断及びその理由
当社事業計画は、
当社の企業価値・株主共同の利益を継続的かつ持続的に向上させるための具体的
方策として策定されたものであり、
まさに当社の基本方針に沿うものです。
また、
本プランは、
前記②
[ 2] に記載のとおり、
企業価値・株主共同の利益を確保・向上させる目的をもって導入されたものであ
り、
基本方針に沿うものです。
特に、
本プランは、
当社第71回定時株主総会において株主の承認を得てお
り、
また、
その内容として合理的な客観的要件が設定されていること、
当社経営陣から独立した者のみ
から構成される独立委員会が設置されており、
本プランの発動に際しては必ず独立委員会の判断を経
ることが必要とされていること、
独立委員会は当社の費用で第三者専門家を利用することができると
されていること、
有効期間が3年と定められたうえ、
取締役会によりいつでも廃止できるとされている
ことなどにより、
その公正性・客観性が担保されており、
企業価値ひいては株主共同の利益に資するも
のであって、
当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではありません。
4 【事業等のリスク】
当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性のある主なリスクには以下のようなものが
あります。
なお、
当社グループはこれらのリスクの発生可能性を認識したうえで、
発生の回避及び発生した
場合の対応に努める方針であります。
本項においては、
将来に関する事項が含まれておりますが、
当該事項は当連結会計年度末現在において判
断したものであります。
( 1) 法的規制並びに制度・行政
当社グループの事業は、
薬事法等関連法規の規制( 規制緩和も含む) の影響を受けます。
将来、
これら
の規制が変更された場合、
業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
( 2) 海外展開
当社グループはグローバルに事業展開をしており、
近年海外シェアが増加傾向にあります。
(当連結
会計年度の海外売上高は、
連結売上高の28. 8%)このため、
現地での予期せぬ政治的及び経済的状況の
悪化並びに法規制の変更等により、
業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
( 3) 特定の取引先への依存
当社の取引高は、
得意先の上位10社に売上高の89. 9%が集中しており、
上位取引先の営業活動の状況
や倒産等による貸倒れが発生した場合は、
業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
( 4) 他社との提携解消
当社グループは、
共同開発、
共同販売、
製品導入( ライセンス契約に基づく製造販売も含む) 等さまざ
まな形で他社との提携を行なっておりますが、
今後、
何らかの事情によりこれらの提携関係を解消する
ことになった場合、
業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
( 5) 事業投資
当社グループは、
既存事業の拡大や新たな事業展開を図るため、
当社グループ及びグループ外の他社
との提携関係の強化または新規提携を行うことがあります。
そのため、
他社と提携して新会社の設立、
または既存の企業へ投資する等の投資活動を行っており、
今後も投資活動を行う可能性があります。
投
資先の企業価値や株式等の市場価値が下落した場合、
業績や財政状態に影響を及ぼす可能性がありま
す。
( 6) 販売中止、
製品回収等
当社グループの製品の一部が、
製品の欠陥、
予期せぬ副作用、
異物混入等により、
販売中止又は製品回
収などの事態となった場合、
業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
( 7) 知的財産権、
訴訟
当社グループが知的財産を適切に保護できない場合、
第三者が当社グループの技術等を使用し当社
グループの市場における競争力に悪影響を与える可能性があります。
また、
当社グループは第三者の知
的財産権を侵害しないように留意し、
調査を行なっておりますが、
万一、
当社グループが第三者の知的
財産権を侵害した場合には、
損害賠償請求等の訴えを起こされる可能性や対価の支払等が発生し、
業績
や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
知的財産権以外にも製造物責任関連、
環境関連、
その他
に関して訴訟を提起される可能性があり、
訴訟等の内容及び結果によっては、
業績や財政状態に影響を
及ぼす可能性があります。
( 8) 情報システム・情報管理
当社グループでは、
各種の情報システムを利用して業務を遂行しているため、
システムの停止や機能
障害により効率的な業務遂行を妨げる可能性があり、
また、
個人情報を含め多くの情報を保有している
ため、
社内管理体制を整備し、
情報管理の充実を図っておりますが、
万一情報漏洩が発生するような場
合には、
信用失墜により、
業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
( 9) 自然災害
当社グループは、
国内で販売する主要な製品を、
本社工場、
上野工場の2ヶ所で生産しており、
また、
ほとんどの製品は中央物流センターから出荷しております。
安全管理には、
十分に注意を払っておりま
すが、
当該工場や物流センター等が火災、
地震その他の災害等により操業停止となった場合は、
業績や
財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
( 10) 為替、
株価、
金利の変動
当社グループはグローバルな事業展開をしていることから、
為替レートの変動が、
業績や財政状態に
影響を及ぼす可能性があります。
また、
時価のある有価証券、
有利子負債等を保有しており、
株価や金利
の動向等が、
業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
( 11) その他の外部要因
冷夏・暖冬・花粉飛散量等の季節要因による出荷・返品の増減、
及び厳しい競合環境下での予想を
上回る市場価格の低下等が、
業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
上記以外にも様々なリスクがあり、
ここに記載されたものが当社グループのすべてのリスクではありま
せん。
5 【経営上の重要な契約等】
当連結会計年度において、
経営上の重要な契約等は行われておりません。
6 【研究開発活動】
当社グループは、
消費者の快適性の実現と高機能を付加した製品の提供を目的として、
アイケア関連、
スキンケア関連、
内服関連を中心に、
独創的かつ差異化した製品の研究開発活動を積極的に展開しており
ます。
当社では、
当連結会計年度において医療用成分のOTC化への積極的な取組み、
機能性化粧品や特
定保健用食品を含む高機能性食品の領域に実効性のある、
独自性の高い新製品を投入することによって
事業基盤の強化を図っております。
また、
研究所を拠点に、
外部機関との共同研究の推進を図るなど研究
開発を効率化し、
製品のスピード開発を進めてまいります。
当連結会計年度の連結会社の研究開発費総額は、
37億3千5百万円であり、
各セグメント別の研究の目的、
主要課題、
研究成果及び研究開発費は、
次のとおりであります。